今回は、ドイツの樹木葬で墓標代わりに選べる樹木のお話です。

現在ドイツの樹木葬では、下記の3種類の樹木が選べることが多いです。

  • 個人または夫婦用の樹木
  • 家族又は友人用の樹木
  • 共同墓の樹木

後者の2つは、木の根元から2メートルほど離れた周囲に10カ所ずつ埋葬が可能で、共同墓の場合はそのうちのどこか1カ所に埋葬されます。実際には樹木のサイズや樹齢によって価格には相違があります。

やはり小さい木よりは巨木の方が人気があり、購入希望者に樹木のご案内をする森林官は、出来るだけ若い木の方を推奨するようにしているそうです。

高齢の樹木だと、途中で枯れてしまうリスクも高くなります。しかし、最初から枯れた木を購入する方もいらっしゃるそうです。

火葬されて、小さくした遺骨のみに対応していて、骨壺は自然分解型のものが用いられています。

埋葬された樹木の幹にプラスチックのネームプレートがかけられまs8う。生前予約で購入されるので、生年月日のみが記入されたネームプレートが予め下げられている樹木も少なく有りません。

一般的に契約期間は99年に設定されています。森林の時間的なスケールを考慮すると、できるだけ長い期間に競っている必要があったのですが、どうやらドイツの借地契約の最大年数が99年という事で、樹木葬墓地の契約期間も99年になったという事が現実のようです。