皆さまこんにちは。近年では、長野県でも猛暑日や熱帯夜が続くようになりました。体調など崩されてはおりませんでしょうか。
そんな真夏の8月にブログを担当させていただきます、東信営業部の小林と申します。
私自身SNSやブログに縁がなく、頭の中に「?」がいっぱいですが、ほかのスタッフから「自分の想いを書けばいいのよ」とアドバイスをいただき、初めてブログを書いています。
月日が経つのは早いもので、みつわに勤めるようになり1年が経ちました。先輩方のご指導のもと、おもてなしの心や気遣い、心遣いを日々学んでいます。なかなか先輩のようにはできずにいますが、そんな中でも「できることから少しずつ精一杯やろう」と奮闘している今日この頃です。
さて話は変わりますが、我が家では毎年つばめが飛来し、家族を作って巣立っていきます。このつばめですが、2022年の今ごろ、父が亡くなる少し前に初めて飛来し巣を作りました。
「つばめ燕が巣を作ると幸せがくるから見守ってやろう」
そう言った父が亡くなった日の朝、つばめは飛び立ちました。家族みんなで、父はつばめと旅立ったねと話す中、母がぽつんと呟きました。「しばらくしたら帰ってくるよ」と。
するとどうでしょう。四十九日の法要を終え、納骨を済ませて家に帰ると、巣につばめがいたんですその姿を見て、父が四十九日の旅を終えて帰ってきたように感じました。それからは毎年、つばめが飛来すると「おかえり」と話しかけています。
今年もまた、「つばめは父の使いなのだ」と思えるような出来事がおきました。つばめが巣立ったあと、母が転んで足の付け根を骨折して、手術を受けることになったんです。その際に、一度旅立ったはずのつばめが帰ってきました。
父は母のことが大好きで、大切に想っていました。生前も、寂しがりやの母が入院すれば、毎晩消灯までそばにいました。だから、今もまだ巣に一羽で残っているつばめが父の使いのように思えてならないのです。
きっと、母が退院して家に帰ってくるまで飛び立たないでしょう。
人は皆、この世とお別れする日がきます。でもきっと、お別れしたあとも姿形を変えて家族の心の近くにいてくれるのだと、私は我が家につばめが訪れるたびに思うのです。