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【みつわの日常 #5】心から涙を流せる振り返りの時間を

いつもみつわブログをご覧いただきありがとうございます、社長の武井です。

日々の気づきや発見を共有する「みつわの日常」。#5の今回は、創業時から行っている、葬儀におけるみつわ独自の儀式「御霊位(ごれいい)」についてお話しさせてください。

「御霊位」とは、葬儀式の最後に祭壇のお骨をご家族にお返しする儀式のこと。ただ渡すだけでなく、司会のナレーションに合わせてご家族が参列者の方々に挨拶をし、お位牌やお写真を持ちながら退場します。この儀式には、葬儀社が一度お預かりした故人様を、ご家族に大切にお返ししたいという想いもこめています。

土葬が一般的だった時代、出棺の方法として主流だったのは、葬列を組んで歩く「野辺送り」でした。ゆっくり歩く時間は、故人を思い出す余白を生み、気持ちを整理して心置きなく悲しめる機会になる。霊柩車での出棺が主流になった現代でも、この儀式は無くしてはいけないと思い、みつわ独自の方法「御霊位」に変えて行っています。

しかし御霊位は、大人数が集まる機会にもなるため、コロナ禍に入ってからは、会食などと一緒に自粛せざるを得ない状況が続いていたんです。

そんな中、今年に入り、社員とともにみつわらしさについて話す中で出てきたのが御霊位についてでした。みつわが目指す「忙しない中でも悲しんだり振り返ったりできるような葬儀」には必要な時間。だんだんと会食も行えるようになった今、御霊位も再開してみてはどうかという話になったのです。

さっそく、実施経験のある店舗から再開し始めました。最近も、涙を流しながら式場を後にするお客様の姿を見て、再開してよかったと心から思いました。

現在は、全店舗での実施を目指して尽力しています。

他にもみつわでは、振り返る時間を大切にできるように、故人様の人柄を伝えるようなオリジナルの会葬礼状を作成しています。

もちろんみつわでは、昔ながらの形式でも会葬礼状を作成できます。でも、従来の会葬礼状は、堅苦しい言葉が並んでいるため、ただ受け取るだけになる方もいるかもしれない。より故人様の人柄が伝わるような文章の方が、参列した方々に感謝が伝わるのではないかと考え、その方だけの特別な会葬礼状を作り始めました。

加えて、この会葬礼状にはQRコードを貼っており、読み込むとお葬式で流した想い出映像がもう一度見られるようになっています。もう一度映像を見たい方だけでなく、入院中の方や遠方にお住まいの方など、参列することが難しい場合でも故人様との想い出を振り返れるような工夫を施しています。

みつわは、代表の篠原が「父や伯父の葬儀が流れ作業のようで、お別れに集中できなかった」という原体験から生まれた葬儀社です。慌ただしく過ぎてしまう葬儀の中で、立ち止まって想い出に栞を挟む。これからもそんな、じっくりと家族に想いを馳せられるような時間をつくれる葬儀社であり続けます。

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