皆さまこんにちは。9月のブログを担当させていただきます、みつわの篠原です。
暑い日々が続いておりますが、「9月」と聞くと昔からの感覚なのか秋になったような気分になりますね。
秋といえば「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」…など、「秋」と結びつく言葉がたくさん浮かんできます。
たくさん思い浮かぶ中で、ひとつ「自分の秋」を決めるとしたら皆さんはどの秋を選びますか?
私は、「食欲の秋」。秋の味覚、なんて言葉があるように、秋にはおいしい食べ物がたくさん溢れています。
しかし、ここで一つ疑問に思ったことが。
前述したように、「食欲の秋」という言葉の由来はおいしい食べ物が多く食欲をそそられるからです。また、「スポーツの秋」に関しても、秋は夏ほど暑くないため動きやすく、運動するのに適しているので納得できます。
でも読書の秋は?読書をするのに季節は関係ないのでは?
考えてもわからないので、早速調べてみました。
「読書の秋」
由来のひとつとなっているのは、中国の詩人である韓愈(かんゆ)の漢詩にある「燈火稍く親しむ可く」という一節。この一節には「秋の涼しい夜長は、灯し火の下で読書をするのに最適だ」という意味が込められているそうです。そして、この詩を夏目漱石が小説『三四郎』で引用したことによって秋が読書をするのに最適な季節として、「読書の秋」という言葉が広まったそうです。
毎年なんとなく「読書の秋」という言葉を聞いていましたが、調べてみるとこんな由来があったなんて驚きですね。
皆さまもこれからの季節に秋を感じながら読書をしてみてはいかがでしょうか。